RAP食 最新情報(2018年3月16日)

  • 真島先生、最新刊出版のお知らせです。
  • 【出版予定日】
    2018年4月19日
  •  【書籍名】「脳梗塞・心筋梗塞・高血圧は油が原因」動脈硬化は自分で治せる
  • 【価格】
    税込1,188円

脳梗塞・心筋梗塞・高血圧は油が原因」動脈硬化は自分で治せる

著者:真島康雄
出版社:幻冬舎

アマゾン、楽天などで購入予約を受付中。

 

 

RAP食 最新情報(2018年3月8日)

最新情報・概要

  • 納豆推奨(毎日半パック約20g)→納豆ミニパック(半パック)を週に1~2回までに
  • <「甘酒」は動脈硬化改善のための必須推奨食品:第3位→4位へ変更>

  *動脈硬化改善のための必須推奨食品

    第1位 トコロテン

        第2位 豆乳ヨーグルト(豆乳グルト)

          第3位 根菜汁

    第4位 甘酒

          第5位 野菜ジュース(無果汁)

          第6位 ビール酵母(粉末のエビオス)

*納豆はランキング外へ

*主食の必須推奨は:白米に黒米入りの雑穀(五穀米・10穀米)を混ぜて・・分量は家族で決定を
         (ただし、白米を50%以上使いましょう)

脳梗塞・心筋梗塞にならない食べ方&プラークを低下させるための要件 より

緊急安全性情報!!<現代人にとって「食べ過ぎたら危険な大豆・納豆」・・を考える>

「大豆とプラークとの事実関係・・実例に学ぶ」
Case6:
70代の男性で、2016年7月に心筋梗塞。
2016年11月当院初診。・・豆乳ヨーグルトを1日150g(脂質4.2g:納豆1パック相当)摂取開始。
7ヶ月経過しても頸動脈プラークの改善が悪いために、
2017年6月~嫌いな納豆を毎日1パック(40g)食べていただきましたが・・プラークが悪化しました・・・その原因・理由とは? (IMT=*.**mmです)
右頸動脈IMT=2.16(16年11月)→2.19(17年3月)→2.19(17年6月)→2.45(2018年2月)
右大腿動脈IMT=2.12(16年11月)→1.90(17年3月)→1.98(17年6月)→2.45(2018年2月)
左大腿動脈IMT=1.70(16年11月)→1.69(17年3月)→1.73(17年6月)→1.99(2018年2月)

(要約)2016年11月からの当時のRAP食(豆乳ヨーグルトを1日150g摂取開始)指導で右大腿動脈だけ改善傾向でしたが、2017年6月:右頸動脈と左大腿動脈の改善不良でしたので、(この方は納豆嫌いでしたが)納豆を毎日1パック(40g)食べていただく様に指導したところ・・・2018年2月にはプラークが激しく肥厚しました。

しかし詳しく問診すると、
1)2017年6月から、確かに納豆1パック(40g)を毎日食べ始めましたが、
2)2017年6月から大豆の煮豆150gを1週間で食べていた。(納豆換算で毎日約0.5パック)
3)以前から、毎日「ゆで大豆」40g程度(納豆換算で約1パック)を料理として摂取。・・
4)以前から、胚芽米100%を1日3膳は食べているので、このことで納豆毎日1パック(後述)
5)2016年11月~豆乳ヨーグルトを1日150g脂質4.2g:納豆1パック相当)摂取
結局、プラークが悪化した期間には、普通の日本食で摂取する脂質以外に、植物由来の脂質を、納豆換算で毎日4.5パック相当も食べていたことになる
6)初診時以降、RAP食にし、その他の食習慣に変更はない。
(初診時当時はRAP食に大豆・大豆製品の摂取制限はなかった)

したがって、
2018年2月の「プラーク進行の原因は“納豆”&“大豆製品”“胚芽米”による植物性脂質の過食」と考えられます。

2016年11月~2017年6月にかけてプラークの改善が悪い一つの要因は、
*:以前から毎日の主食は胚芽米100%でした。・・・これは重要な意味を持っています・・・つまり・・(胚芽米の100gには2.0gの脂質が含まれていますから、1膳=150gとして、1膳で2gx1.5=3gの脂質、白米なら1膳で0.9x1.5=1.35g のところを、余計な脂質が1膳で3.0-1.35=1.65gとなります。・・・3食で1日に4.95g(1.65x3食)となります。白米を胚芽米100%に変えるだけで・・日頃から・・脂質換算で・・納豆40g(脂質4.0g)を知らないうちに毎日1パック食べている事になります。

主食が玄米100%の人ではプラークの治りが悪かった経験がありますが、図らずも納豆事件で謎が解けました。

今までの事例からの教訓
1)RAP食での納豆は1週間に1パック(40g)の摂取までとする。
「理由:RAP食で、豆乳ヨーグルト100~200g(大豆脂質2.8~5.6g)の摂取を推奨しているために、更なる大豆の脂質(納豆・煮大豆・炒り豆)はプラーク悪化に繋がる」。
*RAP食していない普通食なら、大豆脂質を1日4.5g(納豆なら1日1パック)は摂取可。

2)玄米100%主食、胚芽米100%主食は控える。(約80%以上は白米にする)

3)「大豆が健康にいい」・・これは明らかに間違いです。適量があります。
疫学調査による納豆と脳卒中との関係は・・岐阜大学のチームの研究で「1日当たり平均7g(1週間で49g、50g入り納豆1パックに相当)のグループが、納豆を食べていないグループよりも約3割も脳卒中での死亡リスクが少なかった」と発表。・・・朝日新聞デジタル配信(2017年2月18日)
(備考:納豆の過食のケースが知りたいですね・・・新たな事実が隠されているはずです)

4)植物性の脂質は動物性の脂質よりも健康にいい・・・大間違いです。

5)動物性の蛋白質摂取よりも大豆由来の蛋白質摂取が健康にいい・・・大間違いでしょう。

6)酸化した植物油は危険で、酸化していない高級な植物油は健康にいい・・大間違いです。

テレビ等や出版物からの情報として、「納豆キナーゼが血栓溶解し・・」の情報は科学的ではありません。 納豆キナーゼは口から食べても血液内へ吸収されません。
「納豆を食べて血液をサラサラにする」「寝る前に水を飲む」・・こんな原始的な方法を信じて継続してはいけません。

副作用がゼロではありませんが、かかりつけ医より、病院薬のEPA製剤やEPA+DHA製剤を可能であれば処方いただいた方が・・脳梗塞予防の観点からは・・遙かに科学的で有益なことです・・

もう!・・「血管プラークの健診勧誘なく・・原始的な脳梗塞の予防策をアドバイスする」のは、・・終わりにしていただきたいものです。

<玄米100%食は本当に健康にいいのか?>

玄米100%は、脂質が多いのでおすすめしません。経験上、プラークの治りが悪いです。

その理由とは・・・
玄米100%を一膳(150g)いただくと2.7gx1.5=4.05gの脂質になります。
1日3膳なら4.05x3=12.15g

 

白米100%を一膳(150gをいただくと0.9gx1.5=1.35gの脂質になります
1日3膳なら1.35x3=4.05g

白米を全て玄米100%にすると、1日の脂質を12.15-4.05=8.1g余計に摂取することとなります。

この8.1gの脂質、は納豆1パック(40g:脂質は4g)の2個分に相当します。

普通の食習慣のまま・・主食だけ玄米にすると、毎日納豆2パック食べ続けることになりますので、くれぐれも御注意下さい。

RAP食のベースは白米であり、白米を80%以上にして、雑穀や玄米・胚芽米・大麦などは混ぜるだけにしましょう。

<納豆は毎日1パック食べてはいけないですか?>

RAP食を行っていない普通食の人(豆乳も豆乳ヨーグルトも口にしていない)なら、毎日納豆1パックはOKです。

RAP食を行うということは、・・・・・・・

  • 豆乳ヨーグルトを毎日100~200cc食べるわけですから、豆乳ヨーグルトを毎日200g食べるということは、毎日納豆1パック(42g)を食べるのと同じ脂質量を摂取することになりますので、RAP食を指導する場合は、納豆は週に1パックまでとしています(2018年2月末から)。
  • 豆乳ヨーグルトを毎日100g食べている場合は、納豆ミニサイズ(20g)を毎日食べても差し支えありません。

これ以外の大豆製品は、普通の日本食に必要な「味噌大さじ1パイ&豆腐1/4丁」以外は控え気味に食しましょう。

大豆・大豆製品を決して野菜と思って食べてはいけません。大豆は肉です。

<運動していたら納豆は多めに食べていいか?>

「大豆とプラークとの事実関係・・実例に学ぶ」
Case 7:
78歳の男性で、プラークの治りが遅いが着実にプラークが改善中の1例です。
大豆製品:豆乳ヨーグルト300g+納豆は毎日2パック中ですので、普通ならプラークが悪化しますが、プラークは改善中です。

その理由とは・・・運動を良くしている・・
「毎日筋トレ1時間+トレッドミル歩行器で時速6Kmを30分(約3Km走)+自転車こぎ20分(60の重い負荷で)・・・運動すると脂質が多く燃焼するのでしょう。

成長期の子供~20歳頃までは、納豆は毎日1パック、豆乳ヨーグルト100g程度は問題ないと思います。子供~成長期までは美味しい揚げ物、美味しい肉の脂身を好きな子にさせない程度の食育でよろしいでしょう。誤った健康食品情報を信じ・・乗せられて、毎日植物油やナッツ、チョコレートなどを食べている人などは、33~35歳までに必ず8ヶ所の血管エコーを一度受けて下さい。通常は、RAP食は35~38歳頃から始めましょう。

<運動できない人:車椅子生活者の納豆・大豆製品の摂取に関して>

プラークが沢山溜まっていて、車椅子生活の人など、納豆、ナッツ、チョコレートの食べ方は慎重に。 「大豆とプラークとの事実関係・・実例に学ぶ」
Case 8:
76歳の男性。車椅子生活中。20016年6月からプラーク改善目的で通院中ですが、プラークが悪化傾向で不思議でした。しかし2017年10月から2018年2月の間で、プラークが激しく進行しました。

初診時からの治りが悪い原因は、運動が全く出来ないのに
1)以前から納豆は時々食べていたが、2017年10月~納豆を毎日1.5パック努めて食べていた。

2)以前から、ピーナッツ5粒、クルミ4-5個、アーモンド3-4粒、チョコレート2粒を日替わりでほぼ毎日食べていた。
(毎日ナッツ類の脂質を約3g摂取)・・・納豆換算 納豆30g

3)以前から、炒り豆30g(脂質6.3g)を週に3回・・毎日脂質を約3.0g食べていた。
・・・納豆換算 納豆30g

4)2016年6月の初診から豆乳ヨーグルト100g(脂質2.8g)を毎日食べていた。
・・・納豆換算 納豆28g

*この方のプラーク悪化傾向の原因は、納豆換算で納豆30+30+28=88g(約2パックの納豆)に相当する脂質8.8gを毎日食べていたことになり、激しくプラークが進行した時期には、納豆3.5パック相当の脂質を余分に(納豆を食べない普通食よりも)摂取していた計算になります。

車椅子生活者のRAP食は「豆乳ヨーグルトは100gまで、納豆は週に半パック(20g)1回まで」で、チョコレートやナッツ類はNGです。

<チョコレートはいいですか?・砂糖抑えたチョコでも・・過食は危険>
大豆の脂質が「動脈硬化の犯人の1人」と判明した以上・・チョコレートの脂質にも目を向けなければいけません。一般的なチョコレート1個の重さは約5gです。平均の脂質は1.8g程度です。
チョコレート3個を毎日食べるということは、3x1.8g=5.4gの脂質を毎日食べることになります。
これは、外国産のヒレ肉(100gで4.8gの脂質含有)113gを食べることと同じです。

チョコレートは、プラーク(動脈硬化)の観点から・・糖分ではなく脂質を注意しましょう。

脂質1g=9キロカロリー(kcal)、糖質=4キロカロリー、蛋白質=4キロカロリー です。
糖尿病の方も、RAP食で健康に(プラークに影響なく・膵臓に負担少なく)痩せられます。
(備考:膵臓の細胞は脂質を分解する酵素を分泌し、インスリンを分泌します。糖尿病の人の膵臓は疲れ切っているのです)

「大豆・チョコレートとプラークとの事実関係・・実例に学ぶ」
Case 9:
納豆を毎日食べながら、アーモンドチョコレート1箱(70g)を4年前から急に食べるようになった58歳の女性がいます。4年前に右頸動脈プラーク=1.23mm(LDL=105) でしたが、4年後の2018年3月には右頸動脈プラーク=2.32mm(LDL=120)までプラークが進行しました。

女性で脳梗塞になった方の頸動脈プラークの平均が1.9mm程度ですから・・脳梗塞になるのは時間の問題です。 健診のLDLで安心していたら大変のことになりますね。

<ナッツ類を最近食べている人が多いです・・ナッツ類の過食ででプラークがどうなるか?・・血管の中を見ていない学者の見解を信じてはいけません・・命を縮めますよ>

動脈硬化に関する疫学研究結果を皆さんはかなり信用していますが・・プラークを直接測定しない疫学研究は、例えれば・・人間の身長(動脈硬化:プラークの総量)を実測して疫学研究をしたいけれど、身長を直接測定できないので、人の影を測定してデータを集めていることと同じです。人の影(コレステロール、LDL,HDLなど)は季節や時間帯でころころ変わりますが、人の身長(プラークの総量≒T-max)は殆ど変化しません。ですから、Tmaxあるいは、ある観察ポイントのプラークの増減は、疫学調査よりも遙かに信頼できるデータになりうるのです。」

「たとえ1例といえども、科学的検証がなされた症例の事実関係は疫学調査の結果に勝る」

<アイスはいいですか? ソフトクリームはいいですか?>
大豆の過食がプラーク悪化に関わっていることが明らかですので、プラークに関する限り、乳製品だからと敬遠する理由がなくなりました。全ての食品の脂質量を理解して食べましょう。

アイスクリームよりラクトアイス(ロッテ雪見だいふく:脂質2.1g、江崎グリコ:カロリーコントロールモナカ:抹茶味:脂質1.9g)が低脂肪です。 いずれも納豆半パックの脂質です。

ラクトアイスよりシャーベット(120gで脂質1.2g、半分の60gなら0.6g)が低脂肪で低カロリーです。

ソフトクリーム100gで脂質は13gです。 ・・・私なら、雪見だいふく2個(脂質4.2g)を選びます。・・雪見だいふく2個食べた日は、豆乳ヨーグルト200g(脂質5.6g)を食べなければいいのです。・・脂質が少ないおはぎなら・・自分へのご褒美として・・週に2~3個程度なら問題ないでしょう。

<カレー粉は脂質が多いけど・・いいですか?>
カレー粉は100g当たり12gの脂質。でも1人1回のカレー粉の必要量は16g(脂質0.73g)程度。
ノンオイルのカレーを6回食べると、納豆1パックの脂質量になります。
月に4~6回食べても問題ありません。

<チーズはいいですか?>
チーズの脂質は100g当たり約25gです。雪印の有名な6Pチーズの1個は18gですが、この1個の脂質は4.7gです。・・・これは47gの納豆1パックの脂質量に相当します。豆乳ヨーグルト167gに相当しますから、このチーズ1個を食べた日は豆乳ヨーグルトを控えましょう。

脂質の少ないチーズなら、カッテージチーズ(100g当たり脂質は4.5g)があります。
このチーズは100gで納豆1パック相当の脂質4.5g。週に1パックの納豆の代わりに、週に1回同じ発酵食品のカッテージチーズ100gを食べてもいいでしょう。
(納豆を週に1パック食べる事は、RAP食の必須条件ではありません)

大豆の脂質も動物性脂質も、プラーク進行に関わる脂質としては大差ないことが判明したので、色んなものが食べやすくなりました。つまり、動物性の脂質(脂の乗った魚や牛乳製アイスを食べても、納豆や豆乳ヨーグルトなどの植物性脂質を減らして脂質摂取の調整が出来るようになったからです。

<・・一足先に未来を体験しませんか?・・・>
認知症や脳梗塞なんかに・・なりたくないので・・動脈硬化(プラーク)を治したい・・そんな”夢みたいな望み”が叶えられた多くの症例が “未来への扉”(参照2)でご覧いただけます。

2018年3月8日現在 1065名の方のプラークが改善しています。
(プラーク改善の基準は当サイト内に記載)

**ここまでお読みいただいた方は・・家族の・未来の大きな不幸を・・一つか二つ・・消せることでしょう**

脳梗塞・心筋梗塞にならない食べ方&プラークを低下させるための要件 より

RAP食 最新情報(2018年2月20日)

このサイトや別のサイトで、牛乳で作ったヨーグルトの多食や牛乳の多飲は動脈硬化(プラーク)を進行させる・・と述べていますが、現在までの観察結果からは、それは原料が牛乳だからではなく、含まれている脂質の単なる過剰摂取による影響と思われます。
なぜなら、豆乳や豆乳ヨーグルト、納豆、炒り豆でも・・動脈硬化(プラーク)が明らかに進行します。

脳梗塞・心筋梗塞にならない食べ方&プラークを低下させるための要件より

  • 真島消化器クリニック推奨、RAP食最新情報の更新がありました。
  • 納豆の摂取制限が追加されました。納豆は毎日半パック(約20g)までに制限とのことです。
  • 1日量は、半パック(約20g)ですから、1日おきに1パックでも良いとのことです。
  • 治療としてRAP食に取り組んでみえる方は、納豆の食べ方の変更が必要です。
  • 私は、1日おきに1パックでやってみたいと思います。

 

心筋梗塞再発予防のためのRAP食 最新情報(2018年1月29日)

RAP食に欠かせない大豆加工品の標準摂取量は「豆乳ヨーグルト100~250g+納豆1パック+豆腐1/4丁+毎日の味噌:大さじ1パイ(100g当たりの脂質が3.2以下の製品)」これだけです。

脳梗塞・心筋梗塞にならない食べ方&プラークを低下させるための要件より

 

  • 血管プラークを減らし動脈硬化を改善するためには、大豆製品についても食べて良い適切な量があるということです。
  • 私の場合は、心筋梗塞経験者ですので、1日あたりの豆乳ヨーグルトは200gまで、納豆は1パックまで、豆腐は絹ごしを1/4まで、毎日の味噌は麦みそで、豆乳等など他の大豆製品は不要と真島先生よりご指導いただきました。
  • 詳細につきましては、真島先生の脳梗塞・心筋梗塞にならない食べ方&プラークを低下させるための要件のサイト最新情報(サイトの最後方)に記載されています。