現役看護師の心筋梗塞体験記(症状と治療と再発予防ためのRAP食)
53歳で心筋梗塞になった現役看護師の体験記録と心筋梗塞の再発予防策についての記事です。
自らが体験した心筋梗塞の前兆や心筋梗塞の症状や治療、検査についてのことや心筋梗塞再発予防のための食事療法「RAP食」についてを書いてみました。
心筋梗塞を(再発)予防する食事療法(RAP食)~自分の心筋梗塞体験を通してもご参照ください。
目次
- 1 RAP食 最新情報(2018年2月20日)
- 2 心筋梗塞再発予防のためのRAP食 最新情報(2018年1月29日)
- 3 53歳で急性心筋梗塞になった現役看護師の体験記録について
- 4 急性心筋梗塞の前兆と急性心筋梗塞になってしまった時について
- 5 急性心筋梗塞の治療とは
- 6 心筋梗塞の再発予防のために、毎日飲まなければならなくなってしまった薬について
- 7 RAP食と出会い飲まなくてもよくなった薬について
- 8 真島消化器クリニック推奨のRAP食における心筋梗塞の原因について
- 9 心筋梗塞にならないためのたった3つの対策
- 10 心筋梗塞再発予防のための「RAP食」に向く魚や肉の見分け方
- 11 急性心筋梗塞を体験し心筋梗塞再発予防のためにしていること
- 12 あらためて、私が「RAP食」をおすすめする理由について
- 13 まとめ
- 14 リンク
- 15 お問い合わせなどについて
RAP食 最新情報(2018年2月20日)
このサイトや別のサイトで、牛乳で作ったヨーグルトの多食や牛乳の多飲は動脈硬化(プラーク)を進行させる・・と述べていますが、現在までの観察結果からは、それは原料が牛乳だからではなく、含まれている脂質の単なる過剰摂取による影響と思われます。
なぜなら、豆乳や豆乳ヨーグルト、納豆、炒り豆でも・・動脈硬化(プラーク)が明らかに進行します。
- 真島消化器クリニック推奨、RAP食最新情報の更新がありました。
- 納豆の摂取制限が追加されました。納豆は毎日半パック(約20g)までに制限とのことです。
- 1日量は、半パック(約20g)ですから、1日おきに1パックでも良いとのことです。
- 治療としてRAP食に取り組んでみえる方は、納豆の食べ方の変更が必要です。
- 私は、1日おきに1パックでやってみたいと思います。
心筋梗塞再発予防のためのRAP食 最新情報(2018年1月29日)
RAP食に欠かせない大豆加工品の標準摂取量は「豆乳ヨーグルト100~250g+納豆1パック+豆腐1/4丁+毎日の味噌:大さじ1パイ(100g当たりの脂質が3.2以下の製品)」これだけです。
- 血管プラークを減らし動脈硬化を改善するためには、大豆製品についても食べて良い適切な量があるということです。
- 私の場合は、心筋梗塞経験者ですので、1日あたりの豆乳ヨーグルトは200gまで、納豆は1パックまで、豆腐は絹ごしを1/4まで、毎日の味噌は麦みそで、豆乳等など他の大豆製品は不要と真島先生よりご指導いただきました。
- 詳細につきましては、真島先生の脳梗塞・心筋梗塞にならない食べ方&プラークを低下させるための要件のサイト最新情報(サイトの最後方)に記載されています。
53歳で急性心筋梗塞になった現役看護師の体験記録について
私(当時53歳)は、2015年(平成27年)8月31日月曜日に急性心筋梗塞と診断され、生まれて初めて入院することになりました。
急性心筋梗塞患者の14%は病院に搬送される前に心停止するというデータや急性心筋梗塞による急性期死亡率(発症から30日以内の院内死亡率)は6~7%からすれば、こうして体験記を書いていられることはありがたいとしかいえません。
私は100人のうち14人は病院に着く前に心が止まってしまうという恐ろしい急性心筋梗塞にかかり入院したのですから。
これから、私が実際に体験した急性心筋梗塞という病気について書いていこうと思います。
また、急性心筋梗塞を起こすまでの生活、これからの生活、急性心筋梗塞の前兆やそのときの苦しみなども伝えていきたいと思います。
そうすることで、少しでも急性心筋梗塞という重大疾病に対する理解を深めていただけたらという気持ちで書いていきたいと思います。
そして、一人でも多くの人に急性心筋梗塞という重大疾病の予防する方法を知ってもらいたいとおもいます。
急性心筋梗塞の症状とその体験記その1(前兆)もご参照ください。
急性心筋梗塞の前兆と急性心筋梗塞になってしまった時について
心筋梗塞の前兆、その症状とは?もご参照ください。
急性心筋梗塞で倒れた2015年(平成27年)8月について
2015年8月の東海地方はうだるような暑さが続いていたと記憶しています。
連日、熱中症で何人もの方が病院に運ばれているニュースが流れていました。そんなニュースが流れている季節でした。
8月は私的には身内と職場における不幸が重なり休みが満足に取れていなかったと記憶しています。倦怠感やイライラは休みが取れていないせいだと思い込んでいました。
倦怠感やイライラのほかには目立つ症状はなく、血圧は145/85mmHg、糖尿病のデータもほぼ正常範囲でした。
そんな私が急性心筋梗塞になるとは、看護師の知識では予想できませんでした。
9月に入ってからの連休の予定があり、その時にゆっくりすれば少しは良くなるだろうとくらいにしか思ってませんでした。待ち遠しかったのを覚えています。
結局、連休ではなく急性心筋梗塞による入院とその後の療養による長期休暇になってしまったのですが…
「 2015年8月30日 左右の鎖骨の下あたりに刺すような痛みからそれは始まった」
この日の予定であった父の実家のお墓参りを取りやめ、昼食に妻と母と一緒に中華そばを食べにいきました。
この頃は、倦怠感が日に日に増している感じで何をするにもめんどうくさい感じがしていました。
動脈硬化がかなり進行し急性心筋梗塞を起こす前の状態なわけです。
血管内にプラークがたまり血液の流れが悪くなっている状態ですから、倦怠感がひどくなっているのは当たり前です。
そして、その痛みは夕食を食べた後しばらくして、突然やってきました。
左右の鎖骨のすぐ下のあたりに刺すような痛みが突然やってきました。なんだろう?この痛みはといった感じでした。
しばらく様子をみていましたが、痛みが軽くなる様子はありません。
痛みは軽くなるどころか、その痛みはまるでコピーしたように両あごの下も痛み出しました。
今から考えれば、両あごの下の痛みは心筋梗塞になっているか、なりかけている時の放散痛です。
放散痛というのは、病気の患部とは全く関係のなさそうな部位に生じる痛みのことで、心筋梗塞にはとりわけこの放散痛が多いことが知られています。
心筋梗塞の放散痛は、左肩の痛みや背中の痛みや胃痛の他、歯の痛みの場合もあるようです。
いっこうにおさまらない左右の鎖骨下の痛みとあごの下の痛み、さして普段かいたことのない後頭部の下のあたりから流れるようにドンドン出てくる汗。今から考えれば冷や汗が出ていたということです。
もしかして心筋梗塞?という思いも少しよぎりましたが、教科書とか学校の先生に習った心筋梗塞の痛みというのは、経験したことのない痛みとか火ばしで胸えぐるような痛みと習っていましたので、心筋梗塞とは違うはずだと思っていました。
とりあえず痛み止めを飲んで様子を観て、それで痛みが良くならないなら病院にかかろうと決めました。
痛み止めはのみましたが、効果が出てくるまでに最低でも30分はかかります。
胸の痛みは続いているし、痛み止めは飲んだものの原因はわかんないし、プチパニック状態になっていました。
歩くのが大変でしたが、外へ出て少しでも気分をやわらげようと散歩に出ました。
いろいろな不安が頭を駆け巡っていましたが、そうこうするうちに30分が過ぎ、最初の頃よりは痛みが軽くなったような感じがしてきました。
30分、1時間、1時間半、2時間といった時間の経過とともに、痛みは少しづつやわらぎ風呂に入ることもできました。
しかし、胸の痛みはずいぶんとやわらいだものの何かいつもと違う違和感は続いていました。
看護師としての考察
この時の私の心臓の状態は、動脈硬化が原因で作られた血栓により、心臓それ自身に栄養や酸素を送る血管がつまりかかっている不安定狭心症の状態であったと考えられます。
急性心筋梗塞患者の14%は病院に搬送される前に心停止でもいわれているように心筋梗塞になる一歩手前の非常に命が危険な状態であったと考えられます。
血栓により心臓それ自身に栄養や酸素を送る血管が完全につまってしまい心臓の筋肉が死にかかって
この日の私の判断は、医療従事者としては誤りでした。救急外来へかかるのがベストな判断だったと思います。
2015年8月31日 体験したことがない胸の痛みは急性性心筋梗塞を疑い救急車を呼ぶことです!
夕食後から感じていた胸の一部を刺すような痛みは、時間の経過とともにやわらいでいきました。
急性心筋梗塞になりかけている時の症状であろう胸の痛みが、痛み止めの飲み薬で和らいでいたということになります。
急性心筋梗塞になりかけている時の症状であろう胸の痛みは楽になりましたが、胸の違和感は続いていました。
少しほっとした感じと言い知れぬ不安とで気分は揺れ動いていました。
明日の仕事への不安はありましたが、なんとか眠りにつくことができました。
夜中の3時頃、また急性心筋梗塞になりかけている時の症状であろう胸の痛みがやってきました。
そのの胸の痛みで目が覚めました。
この時は、痛み止めの薬は飲まずにモーラステープ(痛みや炎症に対して病院でよく処方されることが多い外用の湿布薬)を胸の痛む所に張ってみました。
これがなぜか劇的に効きました、胸の痛みがすーっと楽になりました。
再び眠りにつくことができました。
急性心筋梗塞になりかけている時の症状であろう胸の痛みが、痛み止めの張り薬で和らいでいたということになります。
朝、目が覚めると強い胸の痛みはないものの軽い胸の痛みと胸の違和感が続いています。
しかし、軽い朝食を食べ、痛み止めの飲み薬を飲みいつものように仕事へと出かけました。
痛み止めの飲み薬の効果か、午前中の事務的な仕事をこなすことができました。
食欲はありませんでしたが、昼食もいつもより少し少ない程度で普通に食べたと記憶しています。
昼食後に痛み止めの飲み薬を服用しました。
午後からの管理的な仕事をいったん終了して、頼まれていた物品を探しに物置スペースへ行きました。
その物品のある場所の前に大きな段ボール箱が2つあり、物品はすぐに取り出すことができません。
少しためらいはありましたが、大きな段ボール箱を1箱づつ自分でどかすことにしました。
2箱の段ボール箱をどかした瞬間に、昨日とは違う強烈な痛みが左腕の付け根あたりにやってきました。
今でもどう表現していいかわからない強烈な痛みでした。
とうとう急性心筋梗塞の症状である放散痛の痛みがやってきたのでした。
しかし、強烈とはいえ放散痛以外の症状はありませんでした。意識もしっかりとしていました。私は本当に幸運であったと思います。
なぜなら、心筋梗塞の死亡率は病院に到着する前に心臓が止まってしまう可能性が14%以上もあるからです。
また、病院に到着してからの死亡率は7%もあり、心筋梗塞の合計の死亡率は21%なのです。
体験したことがない胸痛を体験したら、急性心筋梗塞を疑わなければいけません。
そして、すぐに救急車を呼び病院へ行かなければいけません。
参照:心筋梗塞の死亡率・生存率
急性心筋梗塞にかかっていることがわからないとはいえ、私は急性心筋梗塞の症状である放散痛の痛みに耐えながら会議に出席していました。
会議を終えてから、やっとかかりつけの医者へと車を走らせました。
昨日より痛みの程度は強いものの痛みの場所が左腕の付け根あたりでしたのでパニック状態になることはありませんでした。
痛みの場所が違うだけで精神的なものも違ってくるから不思議です。
しかし、なぜかわかりませんが、頭の片隅では心筋梗塞の可能性もゼロじゃないと思ってました。
かかりつけ医は心臓の専門医ではありませんでしたが、念のため心電図の検査をすると言われました。
心電図の検査はすぐに終わりましたが、すぐに再び呼ばれる診察になかなか呼ばれませんでした。
かかりつけ医師から告げられた内容は、心臓の検査ができる大きな病院に今日中にかかってくださいとのことでした。
私は父が脳梗塞でかかったことのある公立病院へ行くこととしました。
心筋梗塞についての看護師としての考察
体験したことがない胸痛を体験して、それが2日間に渡っているのですぐに受診をするべきでした。
心筋梗塞によっては、痛みを覚えない場合もありますし、軽い症状でおさまる場合もあるそうですが、自ら感じる症状の強さと病気の重症度は必ずしも一致するわけではありません。
今までに体験したことがないような胸痛を体験したら、急性心筋梗塞を疑い、すぐに救急車を呼び病院へ行かなければいけません。
急性心筋梗塞の治療とは
私は公立の病院へ自らの運転で受診しました。
家族へは「大きな病院へ今日中にかかった方が良いと言われたから、行ってくる。晩御飯は帰ってから食べるよ」と電話をしました。
その病院の救急外来へ受診しました。先に受診したかかりつけ医の医師よりの紹介状を受付の人に手渡しました。
かかりつけ医より事前に連絡が入っていたようで、対応がスムースだなと感じました。
突然死する可能性の高い急性心筋梗塞の疑いの患者が受診しているのですから、緊急に対応するのは当たり前の話ですが。
この時に急性心筋梗塞の疑いであると知らないのは、当の本人の私だけだったのです…
急性心筋梗塞の治療その1 心臓カテーテル検査
しばらくすると若い女医より軽い感じて「心筋梗塞です、これから入院をしてカテーテル検査をします。」と告げられました。
急性心筋梗塞の時のカテーテル検査とは、心臓に特殊な細いプラスチック製の管(カテーテル)を挿入し心臓の冠動脈を検査する心臓カテーテル検査のことをいいます。
心臓カテーテル検査により、急性心筋梗塞により詰まってしまった冠動脈の血管の場所や障害された場所がわかります。
私の場合は、右冠動脈の内の1本の血管が完全に詰まっている状態でした。
心臓の冠動脈の血管の図
急性心筋梗塞の治療その2 心臓カテーテル治療
心臓カテーテル検査にて急性心筋梗塞を起こしている血管が特定されたので、カテーテル治療(PTCA治療)に移ることになりました。
急性心筋梗塞を起こしている血管の狭くなっている部分を、バルーン(風船)で内側から血管を押しひろげる治療法です。
この治療法の後、胸の痛みというか違和感がすーっと和らいだ感じがしたことを今でも覚えています。
急性心筋梗塞の治療その3 ステント留置術
この後、医師より「ステントを留置しますか?」と聞かれました。
私は「(冠動脈疾患 ステント留置術が)適切な処置であればお願いします。」と答えました。
私の答えに対して医師は、「ステントは留置しないで様子を観ることも可能な状態なので様子をみましょう」と言われました。
急性心筋梗塞においては、バルーン(風船)で血管を内側から押しひろげた後、ステント(金属性の網のようなもの)を留置するステント留置術をおこなうことが治療の主流のようです。
それから、ICU(集中治療室)という部屋に移され一晩過ごすことになりました。
後々に、この時ステントを留置しなかったことが、私が実践している動脈硬化を改善する食事療法(RAP食)と出会うことになります。
RAP食については、「心筋梗塞の再発予防には動脈硬化を改善する食事療法(RAP食)が有効です。」をご参照ください。
心臓カテーテル検査と心臓カテーテル治療のリスクについて
急性心筋梗塞の治療には欠かすことのできないのが、心臓カテーテル検査と心臓カテーテル治療です。
しかし、心臓カテーテル検査と心臓カテーテル治療については、死亡するリスクが伴う検査や治療であります。
心臓カテーテル治療については、手術とみなされ生命保険においても手術給付金が支給されます。
では、急性心筋梗塞において必須である心臓カテーテル検査と心臓カテーテル治療についてのリスクについて記載していきます。
以下の記事は、心臓カテーテル検査と心臓カテーテル治療ともに、難しい文章ですが、私が実際に説明を受けた「説明・同意書」よりの抜粋したものです。
心臓カテーテル検査(冠動脈造影)について
検査の目的
- 病気の診断、重症度の判定
- 治療方針の決定
- 心電図、血液検査、心エコーなど非観血的検査でわからない心臓の病気の診断を確定したり、病気がどの程度悪いのか、重症度を判定します。その結果から今後の治療方針(①経過観察のみ。②内服薬のみ。③PCI(風船やステント療法)。④手術(冠動脈バイパス術、人口弁置換術)。など)を決定します。
検査の危険性、合併症
- 心臓カテーテル検査で1000~2000人に一人死亡する可能性が報告されています。その原因として、①心筋梗塞②重症不整脈③ショック④脳血栓、出血⑤肺梗塞⑥(大)動脈解離⑦心テンポナーデ⑧アレルギー(造影剤による)⑨心不全 等です。
- 軽症の合併症として、①術後足の脈の触れの減弱、足の痛み、しびれ ②出血、血栓、発熱なとがあります。
- さらに、この検査で冠動脈に特に狭窄や閉塞があり将来的に心筋梗塞(死亡率20~30%)、重症の心不全へ移行する可能性が高く、必要な場合は引き続き下記の処置を行うことがあります。
心臓カテーテル治療(経皮的冠動脈形成術 PCI) *風船療法、ステント留置術 について
- 冠動脈の狭窄や閉塞を小さい風船で拡張したり、金属製のステントを留置する治療法です。
- 合併症:急性冠閉塞 0.5% 心筋梗塞 1%
- 危険性:重症不整脈、心不全、ショック、脳血管障害、出血性あるいは血栓性合併症呼吸不全など。(その他は通常のカテーテル検査と同じ) 死亡率 0.5%未満
- 上記により緊急冠動脈バイパス術なることが1%未満あります。
- また、血栓溶解療法(ICT、PTCR)や補助循環法(IABP)、人工呼吸法を併用することもあります。
- 以上、心臓カテーテル検査と心臓カテーテル治療について、私が実際に説明を受けた「説明・同意書」よりの抜粋しました。
- 「心臓カテーテル検査で1000~2000人に一人死亡する可能性が報告されています」とかの文章をみるだけでこの検査や治療が怖くなります。
- 急性心筋梗塞といった命にかかわる病気でなければ、絶対に受けたくのない検査や治療法です。
心筋梗塞の再発予防のために、毎日飲まなければならなくなってしまった薬について
心筋梗塞になるまでは、かぜ薬くらいしか飲んでませんでした。
しかし、これからは心筋梗塞の再発予防のために、一生、毎日、薬を服用しなければはならなくなりました。
心筋梗塞の再発予防のためにとはいえ、怪我をしたら血が止まりにくいとかをはじめ副作用ともつき合っていかねばならなくなりました。
バファリン配合錠A81 81mmg
この薬の作用と効果について
- 狭心症、心筋梗塞、虚血性脳血管障害などの血栓形成の抑制や、川崎病の治療に用いられます。
この薬を使ったあとに気をつけること(副作用)
- 主な副作用として、胃腸障害、蕁麻疹、皮疹、鼻出血などが報告されている。
タケプロンOD錠15 15mg
この薬の作用と効果について
- 胃酸の分泌を抑制します。
- 通常、胃・十二指腸潰瘍、逆流性食道炎、非びらん性胃食道逆流症などの治療、低用量アスピリン(バファリン配合錠A81 81mmg)・非ステロイド性抗炎症薬服用時における胃・十二指腸潰瘍の再発抑制に用いられます。
この薬を使ったあとに気をつけること(副作用)
- 主な副作用として、発疹、かゆみ、便秘、下痢、口渇、腹部膨満感、頭痛、眠気、発熱、女性化乳房などが報告されている。
硝酸イソソルビドテープ40mg「EMEC」
この薬の作用と効果について
- 心臓をとりまく冠状動脈を拡げて血流量を増やし、心臓に酸素や栄養を補給するとともに、全身の血管の抵抗を減らして心臓の負担を軽くします。
- 通常、狭心症、心筋梗塞(急性期を除く)、その他の虚血性心疾患の治療に用いられます。
- 急に起こった発作をすぐに鎮めるために使用する薬ではありません。
この薬を使ったあとに気をつけること(副作用)
- 主な副作用として、皮膚の刺激感、発疹、アレルギー性接触皮膚炎、頭痛、血圧低下などが報告されてい。る。
現在、心筋梗塞の再発予防のために飲んでいるのは、この3種類の薬です。
どの薬も心筋梗塞の再発予防のためには絶対に必要なのですが、副作用とも付き合っていかねばなりません。
RAP食と出会い飲まなくてもよくなった薬について
クレストール錠2.5mg(ロスバスタチンカルシウム)
この薬の作用と効果について
- 肝臓でのコレステロール合成を抑制することにより、血液中のコレステロールを低下させます。
- 通常、高コレステロール血症、家族性高コレステロール血症の治療に用いられます。
この薬を使ったあとに気をつけること(副作用)
- 主な副作用として、筋肉痛、かゆみ、発疹、蕁麻疹などが報告されている。
この薬を飲まなくてもよくなったのは、真島消化器クリニックを受診し真島先生の指導によりです。
詳細は「スタチン製剤でLDLを下げるのは危険。安心+αで動脈硬化(プラーク)が進行する」を参考にしてください。
エフィエント錠3.75mg
この薬の作用と効果について
- 血小板の活性化による血小板凝集を抑えて、血液を固まりにくくし、血栓症の再発を防ぎます。
- 通常、経皮的冠動脈形成術(PCI)が適用される、急性冠症候群(不安定狭心症、非ST上昇心筋梗塞、ST上昇心筋梗塞)、安定狭心症、陳旧性心筋梗塞に用いられます。
この薬を使ったあとに気をつけること(副作用)
- 主な副作用として、皮下出血、鼻出血、血尿、血管穿刺部位血腫、皮下血腫などが報告されています。
この薬は、将来的にステント治療が必要な時のために、病院の医師の指示により飲んでいました。
RAP食を継続し血管プラークの状態が改善したので、病院の医師の指示により飲むことが中止となりました。
真島消化器クリニック推奨のRAP食における心筋梗塞の原因について
- 一般的には心筋梗塞などの生活習慣病は、食事、喫煙、肥満、運動不足、糖尿病、脂質異常症(高脂血症)、高血圧が原因で起こると言われています。
- 真島消化器クリニック推奨のRAP食における考え方では、心筋梗塞の原因は一番に食事によるものだといわれています。
- 食事の仕方により、長い年月をかけて血管にプラークがたまった結果の動脈硬化が原因となり心筋梗塞を起こすといわれています。
-
「心筋梗塞は血管内にプラークが蓄積して動脈硬化が生じることにより起こります。」も参考にしてみてください。
心筋梗塞にならないためのたった3つの対策
1.調理に油脂類を使わない
- 煮物、蒸し物、素焼きはOKです!
- 炒め物、揚げ物。油を引いて焼くのはNGです!
2.油脂類を含んだ食品は避ける
- ご飯は、白米や玄米などはいすれもお勧めです。
- そばやうどん、パンやパスタは、添加された油脂類や汁、具材に注意が必要です。
3.脂質の多い食材は避ける
心筋梗塞にならないためには、100g中の脂質が4.0以下の食材が推奨される。
- 肉類=牛肉なら輸入物の赤身、豚肉ならヒレか赤身、鶏肉なら皮なしの胸肉かモモ肉などです。
- 魚介類=脂質の少ない白身、赤身のマグロ、春獲りの初カツオ、ちりめんジャコ、エビ、カニ、タコ、イカなどです。
- 野菜類=アボガド以外は全般的にお勧めです。
- 卵=全卵で1日1個の摂取を推奨です。
- 乳製品=控えめにして、かわりに豆乳をとる。
- ケーキよりは和菓子です。
- お酒はビール換算で350ml/日までです。
心筋梗塞再発予防のための「RAP食」に向く魚や肉の見分け方
・・「RAP食」に向く魚や肉の見分け方は、さばいた包丁にどれだけ油が付くか?・・で判断出来ます。エビ・カニ・貝類などの場合は包丁に脂が乗りません。蒲鉾(かまぼこ)や竹輪を包丁で切手も・・手で触っても脂が付きません・・これらはOKです。でも、蒲鉾を揚げた食品は茹でても油は落ちません。茹でて表面の茶色い部分をキッチンペーパーで削ぎ落としていただきましょう。
真島消化器クリニックの脳梗塞・心筋梗塞にならない食べ方&プラークを低下させるための要件にて、100g中の脂質量が5g以下の食品が推奨されています。
また、週に1回以上食べる場合は、100g中の脂質量が4g未満の食品が推奨されています。
魚類の100g中の脂質量の一覧表
私(心筋梗塞体験者)の場合は、真島先生より100g中の脂質量が3g未満を勧められています。
ですから、外食で回転すしに行くときなどは、タコ類、イカ類、貝類、エビ類、カニ類とカッパ巻、鉄火巻が主になったりします。
おいしいと思われる魚類の100g中の脂質量は以下の表となります。参考にしてください。
肉類生の100g中の脂質量の一覧表
肉類についても、100g中の脂質量が5g以下の食品が推奨されています。
また、週に1回以上食べる場合も、100g中の脂質量が4g未満の食品が推奨されています
私(心筋梗塞体験者)の場合は、真島先生より100g中の脂質量が3g未満を勧められています。
鶏肉のムネ皮なし、モモ皮なし、ササミが食卓のメインとなります。
健康な方でも、テール、牛タン、牛ホルモンは要注意食品となります。
急性心筋梗塞を体験し心筋梗塞再発予防のためにしていること
心筋梗塞の再発予防には動脈硬化を改善する食事療法(RAP食)が有効です。
心筋梗塞の再発予防は動脈硬化改善の食事について知ることから
真島消化器クリニック受診と私の現在のRAP食(真島消化器クリニック受診編)
真島消化器クリニック受診と私の現在のRAP食(私の現在のRAP食編)
真島消化器クリニック推奨、動脈硬化を改善し心筋梗塞予防するための必須推奨食品(RAP食)1
あらためて、私が「RAP食」をおすすめする理由について
- 私は急性心筋梗塞になり、真島消化器クリニックの「RAP食」に出会いました。
- 「RAP食」という食事療法をやり続けていることで、心筋梗塞も再発することなく順調に経過しています。
- それは、「RAP食」により血管の汚れ(動脈硬化)が改善したからだと思っています。
- 現代社会は、少なくとも血管の汚れ(動脈硬化)を進行させる食べ物にあふれています。
- 少しでも多くの人に、現代社会の食事についての問題点を知っていただくことが私の使命であるように感じています。
私はステント留置術を受けたくなかったからRAP食を始めました
- 私は急性心筋梗塞になった時、たまたま!?バルーン血管形成術のみでステント留置術は受けなかったのです。
- それから、ステントのリスクを知りはステント留置術受けたくないと思うようになりました。
- ステント留置術を受けなくて良い方法を必死でネットで検索しました。
- ネット検索にて、「心筋梗塞・脳梗塞完全予防法」であるRAP食のことを知り、真島消化器クリニックを受診しました。
- RAP食を始めて1ヶ月後に、2回目の心臓のカテーテル検査がありました。(参照:虚血性心疾患(狭心症・心筋梗塞)の診断に重要な心臓カテーテル検査)
- 2回目の心臓のカテーテル検査では、急性心筋梗塞の時と同じような血管の状態(90%以上の再狭窄)であったので、ステント留置術を勧められました。
- しかし、「心筋梗塞・脳梗塞完全予防法」であるRAP食にて、心臓の血管の状態は必ず改善すると信じていましたので、次回検査までステント留置術は待っていただくことにしました。
RAP食に取り組んで奇跡!?が起きた
- 急性心筋梗塞になってから6ヶ月後に、2回目の真島消化器クリニック受診、3回目の心臓のカテーテル検査がありました。
- 2回目の真島消化器クリニック受診において、血管のプラーク(動脈硬化の元)は改善しているので、ステント留置術は受けなくていいでしょうと真島先生から言われました。
- 真島先生は、動脈硬化診断の血管エコーはされますが、心臓の血管においては検査されていません。(参照:
- 3回目の心臓のカテーテル検査にて、真島先生が言われたとおりステント留置術は必要ないといわれました。
- RAP食に取り組み、血管のプラークが減り心臓の血管の状態が改善するいう(私にとっては)奇跡!?が起きたのです!
- 心臓の血管の状態が改善したという体験が、私が「RAP食」をおすすめする理由の一つです。
- 「RAP食」については、「動脈硬化を改善する食事(RAP食)は心筋梗塞予防法の食事でもあります。」も参照してみてください。
RAP食 推奨食品 第2位「豆乳で作ったヨーグルト」
動脈硬化改善のための食事(RAP食)基本編や動脈硬化改善のための食事(RAP食)推奨食品編もご参照ください。
まとめ
- 53歳で急性心筋梗塞になった現役看護師の体験記録と再発予防策についても書いてみました。
- 急性心筋梗塞の前兆や症状、治療と検査についてのことを書くだけで、あの時のつらい気持ちがよみがえってきます。
- 心筋梗塞再発予防のための食事療法「RAP食」を始めて良かったとしみじみ感じています。
リンク
お問い合わせなどについて