心筋梗塞の再発予防には動脈硬化を改善する食事療法(RAP食)が有効です。
目次
RAP食 最新情報(2018年1月29日)
RAP食に欠かせない大豆加工品の標準摂取量は「豆乳ヨーグルト100~250g+納豆1パック+豆腐1/4丁+毎日の味噌:大さじ1パイ(100g当たりの脂質が3.2以下の製品)」これだけです。
- 血管プラークを減らし動脈硬化を改善するためには、大豆製品についても食べて良い適切な量があるということです。
- 私の場合は、心筋梗塞経験者ですので、1日あたりの豆乳ヨーグルトは200gまで、納豆は1パックまで、豆腐は絹ごしを1/4まで、毎日の味噌は麦みそで、豆乳等など他の大豆製品は不要と真島先生よりご指導いただきました。
- 詳細につきましては、真島先生の脳梗塞・心筋梗塞にならない食べ方&プラークを低下させるための要件のサイト最新情報(サイトの最後方)に記載されています。
動脈硬化を改善する食事療法(RAP食)とは
動脈のプラークを退縮させる目的の医学的な食事療法として・・・「Medical diet for Regression of Arterial Plaque」(動脈プラーク退縮のための食事療法)・・略して「RAP食」と名付けようと思います。「RAP食」のおおよそ8割は摂取を控えるべき食品、2割は摂取すべき食品です。
心筋梗塞の再発予防のための3つのポイント
- 1つめのポイントは、動脈硬化を改善する(血管のプラーク増やさない)ために「RAP食」における摂取を控えるべき食品を食べない。
- 2つめのポイントは、動脈硬化を改善する(血管のプラーク増やさない)ために「RAP食」における摂取すべき食品を食べることです。
- 3つめのポイントは、血液をサラサラにする薬をちゃんと飲むこと。
急性心筋梗塞も心筋梗塞の再発も動脈硬化(血管内にプラークが蓄積した状態)を改善することが鍵となります。
血管内のプラークの蓄積については「心筋梗塞は血管内にプラークが蓄積して動脈硬化が生じることにより起こります。」も参照してくだい。
1つめのポイントの動脈硬化を改善する(血管のプラーク増やさない)ための「RAP食」における摂取を控えるべき食品について
調理に油脂類を使わないことです。
- 煮物、蒸し物、素焼きはOKです!
- 炒め物、揚げ物。油を引いて焼くのはNGです!
油脂類を含んだ食品は避けることです。
- ご飯は、心筋梗塞再発予防の場合、白米や白米に五穀米や十穀米を入れたものがお勧めです。
- そば、うどん、そうめん、パスタなど麺類の場合、添加された油脂類や汁、具材に入っている油脂類に注意が必要です。
- パンは、バター、マーガリン、クリームといった油脂を塗って食べることは避けた方がよいです。心筋梗塞再発予防の場合、パン生地に入っている油脂類にも注意が必要です。
脂質の多い食材は避けることです。
100g中の脂質が3.5g以下の食材が推奨される。
- 肉類=牛肉なら輸入物の赤身、豚肉ならヒレか赤身、鶏肉なら皮なしの胸肉かモモ肉などです。
- 魚介類=脂質の少ない白身、赤身のマグロ、春獲りの初カツオ、ちりめんジャコ、エビ、カニ、タコ、イカなどです。
- 野菜類=アボガド以外は全般的にお勧めです。
- 卵=全卵で1日1個の摂取を推奨です。
- 乳製品=心筋梗塞再発予防の場合、乳製品のかわりに豆乳をとること。
その他について
- おやつにはケーキよりは和菓子の方が良いですが、心筋梗塞再発予防の場合は食べない方が良い。
- お酒はビール換算で350ml/日までです。心筋梗塞の再発予防を確実なものにするためにはノンアルコールがベストです。
なぜ食べない方が良いのか
血管のプラークは主に口から入る劣化(酸化)コレステロールが沈着したものですが、これを減らすコツは“道路清掃”と同じです。
- 脂質は、熱が加わると劣化(酸化)脂質に変化します。
- 劣化(酸化)脂質に変化したものが食べ物を通して、血管の中に入り込みます。
- 血管の中に入り込んだプラークがかなり蓄積して動脈硬化が進み心筋梗塞が起きたわけです。
- 心筋梗塞再発予防のためには、まず余分な脂質を食べないことが最も優先されるわけです。
2つめのポイントの動脈硬化を改善する(血管のプラーク増やさない)ための「RAP食」における摂取すべき食品について
血管プラークの掃除はマクロファージという細胞(白血球の一部)がしてくれますが、この細胞の貪食能を高める食品をできれば頻繁に摂取しましょう。
- 動脈硬化改善を改善するための「RAP食」の必須推奨食品の第1位はトコロテンです。
崎永商店HPより
- 動脈硬化改善を改善するための「RAP食」の必須推奨食品の第2位は豆乳ヨーグルトです。
- 動脈硬化改善を改善するための「RAP食」の必須推奨食品の第3位は甘酒です。
- これらの食品は血管プラークの掃除をしてくれるマクロファージという細胞(白血球の一部)の能力を高めてくれる食品です。
- マクロファージという細胞(白血球の一部)の能力が高まることにより、動脈硬化が改善する(血管のプラークを増やさない)ことにつながります。
参照:真島消化器クリニック推奨の動脈硬化改善のための必須推奨食品ベスト3
まとめ
- 心筋梗塞の再発を予防するためには、動脈硬化(血管内にプラークが蓄積した状態)の改善が必須です。
- そのためには今すぐにでも動脈硬化を改善する食事療法(RAP食)をはじめる必要があります。
- 動脈硬化の改善し心筋梗塞の再発を予防するためには、今以上にプラークがたまらないようにその元となる食べ物を食べないことです。
- 動脈硬化の改善し心筋梗塞の再発を予防するためには、プラークそのものを減らすための食べ物を食べることです。