心筋梗塞予防のために食事で気をつけること(ドレッシング編)

この30年間の死亡者数の推移においては、心筋梗塞や狭心症は増加傾向にあるようです。

心筋梗塞や狭心症は増加傾向の原因は、脂肪分の多い肉類などの食事が日常化していることであるようです。

今回は、心筋梗塞の予防のために食べない方がよい食品のひとつであるドレッシング油についてお伝えします。

 

心筋梗塞を(再発)予防する食事療法(RAP食)~自分の心筋梗塞体験を通して~もご参照ください。

 

心筋梗塞の予防には動脈硬化を進行させないことが一番です!

動脈硬化が進行することとは、血管内にプラークがたまることをいいます。

心筋梗塞の予防には、血管内にプラークをためないことが一番でもあります。

動脈硬化が進行し心筋梗塞が起きるイメージについては、「心筋梗塞の再発を予防する食事RAP食(真島消化器クリニック推奨)」をご参照ください。

 

分かりやすい動脈硬化 4.プラークの性状より

 

  • 心筋梗塞とは、動脈硬化が進行し血管内にプラークがたまることにより起こる病気であることが、上の図よりわかっていただけると思います。

  • 血管内のプラークの原因となるものは、食事から摂る油(脂)です!

  • 血液がサラサラになるといわれているココナッツオイル、亜麻仁油、エゴマオイル、オリーブ油等もプラークの原因となります。

 

 

ドレッシング、オリーブ油等により動脈硬化が進行した51歳の女性の症例

 

ココナッツオイル・エゴマオイル・亜麻仁油(アマニ油)などの常用は血管プラークを悪化させる危険あり。より

この症例の解説

  • 51歳の女性、高級オイル入りのドレッシングを20年間使用、5年前から毎日オリーブ油を使った油炒め料理を食べていた、1年前から毎日乳製品のヨーグルトを食べていた。
  • 2015年3月、真島消化器クリニック受診の時の血管の汚れは、70歳レベルであった。

  • 真島消化器クリニックの受診以降、RAP食を開始する。
  • RAP食を開始し、オイル入りドレッシングの使用やオリーブ油を使っての油炒め、乳製品のヨーグルトを食べるのをやめる。
  • 2015年7月、真島消化器クリニックの受診の時は、血管内のプラークが減り動脈硬化が改善する。

 

真島消化器クリニック

 

 

ドレッシング、オリーブ油により動脈硬化が進行した45歳の女性の症例

 

ココナッツオイル・エゴマオイル・亜麻仁油(アマニ油)などの常用は血管プラークを悪化させる危険あり。より

この症例の解説

  • 45歳の女性、毎日、オリーブ油を使ったドレッシングと料理を食べていた。
  • 2014年10月、真島消化器クリニック受診の時の血管の汚れは、100歳レベルであった。

  • 2014年10月の真島消化器クリニックの受診以降、RAP食を開始する。

 

 

 

  • しかし、RAP食では控えた方が良いオリーブ油を使ったドレッシングと料理については続ける。
  • 2015年1月、2014年10月の真島消化器クリニック受診の時の100歳レベルの血管の汚れと変わらず。
  • 以降、RAP食の継続に加え、オリーブ油を使ったドレッシングと料理をやめる。
  • 2015年5月の真島消化器クリニックの受診時は、プラークが改善する。

 

 

ドレッシングからノンオイルドレッシングへ変えたことにより動脈硬化が改善した50歳の男性の症例

 

ココナッツオイル・エゴマオイル・亜麻仁油(アマニ油)などの常用は血管プラークを悪化させる危険あり。より

この症例の解説

  • 50歳の男性、普通の食事からRAP食への切り替えはなく、普通のドレッシングをノンオイルドレッシングへ切り替えただけで、プラークが減少し動脈硬化が改善したケース。
  • 2012年2月のプラークの厚さ1.3mmが、2013年6月からノンオイルドレッシングへ切り替え、2015年6月にはプラークの厚さ1.08mmへと減少。
  • 心筋梗塞が気になる方や心筋梗塞の再発が気になる方は、ドレッシングは今すぐにノンオイルドレッシングへ切り替えましょう。

 

 

まとめ

心筋梗塞や狭心症は増加傾向の原因は、動脈硬化を進行させる油や脂肪分の多い食事が日常化していることであるようです。

前回に引き続き、心筋梗塞の予防のために食べない方がよい身近な食品のひとつであるドレッシング油についてお伝えしました。

 

前回の「心筋梗塞予防のために食事で気をつけること(オリーブ油編)」もご参照ください。

 

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