急性心筋梗塞の症状と原因・前兆 体験記その1
ストレスに満ちた仕事、そのストレスを解消するために、
甘くおいしいスィーツを気の向くまま食べ、時々とはいえビールを多量に飲み、油をつかった炒め物やとんかつなどの揚げ物を好んで食べたいた…
そうした日々を送っていたある日突然、私の身体に急性心筋梗塞が起きた…
急性心筋梗塞とは
心臓の筋肉細胞に酸素や栄養を供給している冠動脈血管に閉塞や狭窄などが起きて血液の流量が下がり、心筋が虚血状態になり壊死してしまった状態。 通常は急性に起こる「急性心筋梗塞 (AMI) 」のことを指す。 心臓麻痺・心臓発作(英: heart attack)とも呼ばれる。
- 現役看護師の心筋梗塞体験記(再発予防ためのRAP食に出会うまで)もご参照ください。
目次
「 2015年8月30日 左右の鎖骨の下あたりに刺すような痛みからそれは始まった」
なんだろう?この痛みは
- この日は父の実家のお墓参りを取りやめ、昼食に妻と母と一緒に中華そばを食べにいきました。
- 夕食は何を食べたかは忘れましたが、その痛みは突然やってきました。
- 左右の鎖骨の下あたりに刺すような痛みでした、なんだろう?この痛みはといった感じでした。
-
心筋梗塞の前兆、その症状とは?もご参照ください。
両あごの下にも痛みが!
- しばらく様子をみていましたが、痛みが軽くなる様子はなく、次にその痛みがそのまま両あごの下にコピーしたように両あごの下も痛み出しました。
- 今から考えれば、両あごに感じていた痛みは急性心筋梗塞の時の症状である放散痛です。
- 放散痛というのは、病気の患部とは全く関係のなさそうな部位に生じる痛みのことで、急性心筋梗塞の典型的な症状の一つです。
- 急性心筋梗塞の症状である放散痛は、左肩の痛みや背中の痛みや胃痛の他、歯の痛みの場合もあるようです。
経験したことのない冷や汗!
- いっこうにおさまらない鎖骨の下の痛みと両あごの下の痛み、それと普段はかいたことのない後頭部の下から流れるように経験したことのないドンドン出てくる汗。
- まあ、今から考えればこの冷汗も急性心筋梗塞の典型的な症状の一つです。
- もしかして心筋梗塞?という思いも少しはよぎりましたが、私の知っている急性心筋梗塞の症状の痛みとは違うなと思いました。
-
急性心筋梗塞の症状とその体験記その2もご参照ください。
とりあえず痛み止めを飲んでみた…
- 私が習った覚えののある急性心筋梗塞の症状の痛みというのは、経験したことのない痛みとか火ばしで胸えぐるような痛みといったものでした。ですから、この時は急性心筋梗塞の症状とは違うはずだと思っていました。
- とりあえず痛み止めを飲んで様子を観て、それで痛みが良くならないなら病院にかかろうと決めました。
急性心筋梗塞の時に絶対にやってはいけないこと
- しかし、痛み止めの効果が出てくるまでには最低でも30分はかかります。
- 痛み止めは飲んだものの原因がわからないことによる不安はどんどん増すばかりで、半分パニック状態だったのを覚えています。
- いろいろな不安が頭を駆け巡るので、歩くのも大変でしたたが気分転換に散歩に出ました。
- これは急性心筋梗塞の時に絶対にやってはいけないことですが…
- 急性心筋梗塞の症状とその体験記その3もご参照ください。
時間の経過とともに痛みはやわらいだものの…
- そうこうするうちに30分が経過、最初の頃よりは痛みが軽くなってきた感じがしてきました。
- その後、時間の経過とともに痛みはやわらいでいきました。
- しかし、胸の痛みはやわらいだものの何かいつもと違う違和感は続いていまたした。
看護師としての考察
- この時の私の心臓の状態は、急性心筋梗塞を起こす一歩手前の不安定狭心症の症状であったと思います。
- 不安定狭心症とは、胸痛が突然起こり、時間の経過とともに悪化します。 胸痛は一見原因が見当たらず、また安静時や寝ている時にも起こります。 不安定狭心症の発作は、心筋梗塞につながる可能性があるためすぐにでも治療を受けることが必要です。
- この時に病院へかかっていれば、その後の経過はもう少し楽であったかもしれません。いや、この時に病院へかかっておくべきだったと思います。
- 現役看護師の心筋梗塞体験記(再発予防ためのRAP食に出会うまで)もご参照ください。
まとめ
- 40歳から50歳以上(特に男性)の方は、今までに経験したことのない胸のあたりの痛みを感じたら、急性心筋梗塞を疑うことが大切です。
- そして、救急車を呼び、病院へ急ぐことがとても大切だということです。
- しかし、何よりも心筋梗塞にならないための予防の方がもっと大切だと思います。心筋梗塞にならないための予防法は、「 動脈硬化(血管プラーク)を改善する食事(RAP食)は心筋梗塞(再発)予防法の食事でもあります。」をご参照ください。
つづく。
参考サイト
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