心筋梗塞再発予防のために食事で気をつけること(RAP食より)

心筋梗塞再発予防ために食事で気をつけることとは

プラークの成り立ちについて説明した図

プラークの破裂と血栓形成より

心筋梗塞再発予防ために血管にプラークをためない食事(RAP食)の工夫

脂質制限も、魚介類や肉類、およびそれらの加工品に関してのみ、脂質量が少ない食材を適量摂取するように指導しています。

脳梗塞・心筋梗塞にならない食べ方&プラークを低下させるための要件より

血管にプラークをためない食事(RAP食)では、油や脂を食べない脂質制限が推奨されています。

調理に油脂類を使わない

  • 煮物、蒸し物、素焼きはOKです!
  • 炒め物、揚げ物。油を引いて焼くのはNGです!

油脂類を含んだ食品は避ける

  • ご飯は、白米や玄米などはいすれもお勧めです。
  • そばやうどん、パンやパスタは、添加された油脂類や汁、具材に注意が必要です。
  • 添加された油脂類については、ソーメンは特に注意が必要。パッケージの裏の原材料名に油脂類が使われていないかのチェックが必要。
  • 塵も積もれば山となる(ちりもつもればやまとなる)」の「ちり」が油脂類で「やま」がプラークのことです。

脂質の多い食材は避ける

血管にプラークをためない食事(RAP食)の注意事項

RAP食は糖質制限食ではありませんし、肉禁止でもありません。RAP食は日進月歩で進化しています。

脳梗塞・心筋梗塞にならない食べ方&プラークを低下させるための要件より

血管にプラークをためない食事(RAP食)では、料理での砂糖や人工甘味料の使用や甘すぎる果物やお菓子類を制限します。

料理での砂糖や人工甘味料の使用を制限し、甘すぎる果物やお菓子類(特に動物脂由来の成分や植物油脂の添加)も制限していますが、味噌・醤油・ポン酢・ノンオイルドレッシング・寿司飯などの砂糖添加品、新鮮な果物類を少々、などは制限していません。

脳梗塞・心筋梗塞にならない食べ方&プラークを低下させるための要件より

  • 料理をする時には、「調理に油脂類を使わない」「油脂類を含んだ食品は避ける」「脂質の多い食材は避ける」ことが大切ですが、砂糖や人工甘味料も使わないことが大切です。
  • また、甘すぎる果物やお菓子類(特に動物脂由来の成分や植物油脂の添加)も食べないことが大切です。
  • お菓子類については、牛乳やバター、マーガリン、生クリーム、ショートニングの含まれたものは食べてはいけないので、ほとんどのスィーツはNGとなります。

血管にプラークをためない食事(RAP食)で、油や脂を食べない脂質制限や砂糖類が制限されている理由について

心筋梗塞再発予防ために血管内のプラークを減らす食事(RAP食)の工夫

ビタミンCには動脈硬化(プラーク)を改善させる働きがあるようです。

ビタミンC不足では、血管壁の細胞の密着する力が低下し(進行すれば出血しやすい壊血病に)、脳出血にも繋がる恐れがあるので、血管には必須の成分です。(中略) ビタミンCには動脈硬化(プラーク)を改善させる働きがあるようです。

脳梗塞・心筋梗塞にならない食べ方&プラークを低下させるための要件より

  • 最新のRAP食においては、夕食後に小皿に乗る程度の果物を毎日食べるよう指導されています。
  • ビタミンCが多いミカン類、キウイ、イチゴなどの果物が良いようです。量的には小ミカンなら2~3個程度。
  • 野菜ではパプリカ・ブロッコリーなどがお勧めされています。
  • 手軽なビタミンCの補給には、野菜ジュース(果汁なし、無塩、無糖)がおススメです。
  • 1日に2~3本は野菜ジュースを飲めれば良いと思いますいが、顔や手は黄色くなります…。

卵は例外的に推奨食品となっています。

以前は、卵の1日1個は許容としていましたが、現在では血管の補強、脳細胞の栄養補給のためにも最低1個は食べていただく様にお話ししています。

脳梗塞・心筋梗塞にならない食べ方&プラークを低下させるための要件より

  • 卵の100g中の脂質量は10gほどありますが、例外的に推奨食品となっています。
  • 卵を食べるデメリットよりメリットの方が大きいということなのでしょう。
  • 私も1日1個は必ずいただいております。

心筋梗塞再発予防ためのその他の推奨食品

 

 

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