急性心筋梗塞の前兆、その症状とは?・私の体験と対処法 

急性心筋梗塞は死亡率が20%とも言われる。

私の場合のように狭心症から始まる急性心筋梗塞もあります。

50代以上の男性は特に要注意です。その時の私の体験や対応方法をまとめてみました。

心筋梗塞の前兆かもと思ったら

  • 心筋梗塞では亡くなられる方の半数以上が、発症から1時間以内に集中しています。
  • そのため病院に到着する前に亡くなる場合が多いのです。
  • 心筋梗塞の前兆かもと思ったら、ためらわずに(救急車を呼び)病院に受診しましょう。

心筋梗塞の前兆症状とは?

1.狭心症の発作

  • 心筋梗塞を起こした患者の約半数が、心筋梗塞発症直前に狭心症の発作に襲われています。
  • 狭心症の発作は一時的なものであり、しばらくその場でじっとしているだけで痛みは治まります。
  • しかし、心筋梗塞発症直前かもしれないので、病院受診を急ぐ必要があります。

狭心症の症状とは

  • 狭心症の3大症状は、「息切れ」、「動悸」、「胸の痛み」です。
  • 胸のあたりが、圧迫されるような痛みや締め付けられるような痛みを感じます。
  • 人によっては、あごやみぞおちに症状(痛み)が広がる場合もあります。放散痛。

私の体験

  • 左右両方の鎖骨の下に刺すような痛みの後、あごの下への放散痛がありました。
  • まさか心筋梗塞の前兆症状である狭心症であるとは思わずに、市販の痛み止めの服用と湿布薬を貼り、一晩様子を観てしまいました。
  • 急性心筋梗塞の症状とその体験記その1」も参照ください。

2.突然襲ってくる表現できないほどの胸の痛み

  • 突然襲ってくる胸の痛みには要注意です。
  • 心筋梗塞の前兆としての痛みは、一瞬で消えてしまうこともおるようですが…

私の体験

3.左肩や背中の痛み

  • 実際に左肩や背中が悪いことによる痛みではありません。
  • これは、心臓とは異なる場所に発生する痛み(放散痛)です。
  • 心臓の痛みを脳に伝える神経が、左肩や背中の神経と同じなためにおこります。
  • 脳が、心臓に感じた痛みを、誤って左肩や背中の痛みだと感じてしまうためであるようです。

私の体験

  • 私の場合、左肩というか左腕の付け根から下あたりに強烈な痛みを感じていました。その強烈な痛みは、心筋梗塞を起こしていたと思いますが…
  • 左腕を普通に上げることが難しいくらいの状態でした。
  • 急性心筋梗塞になる前兆の症状と原因・予防法その2」をご参照ください。

4.左手小指の鋭い痛み

  • 心筋梗塞を起こした方の経験によれば、左手の小指が、何かでしばったように、しびれたりうずいたりしたそうです。
  • 左手小指に走る原因不明の痛みは、かなり危険なようです。
  •  長く左手小指に違和感や痛みを感じるようなら、病院に行きましょう。

5.冷や汗が止まらなくなる

私の体験

  • 私の場合、夏の終わりではありましたが、汗が止まりませんでした。
  • その汗は、いつも汗をかく場所ではありませんでした。私の場合は頭の後ろのあたりでした。
  • 急性心筋梗塞の症状とその体験記その1」をご参照ください。

6.歯の痛み、奥歯や下あごの痛み

  • 心筋梗塞になった多く方が語る前兆症状の一つに、歯の痛みがあるそうです。
  • 特に奥歯や下あごのあたりが、急激に痛み出したら要注意だそうです。
  • また、虫歯でもないのに突然歯の痛みが襲ってきたときには、心筋梗塞を疑うことが必要かもしれません。

私の体験

7.胸の違和感・ざわつき

  • 激しい痛みがあるわけでもない、しかし胸に違和感を感じる。
  • なんとなく胸がざわつく…ような感じがする。
  • 言葉での表現は難しいですが、体験者の私としてはよくわかる言葉です。

私の体験

8.その他

まとめ

死亡率が20%ともいわれる急性心筋梗塞。

前兆症状だと判断したら、迷わず救急車を呼ぶことがあなたの命を救います。

しかし、心筋梗塞の経験者である私としては、食事週間を改めて心筋梗塞を予防することが1番であると思います。

心筋梗塞を(再発)予防する食事療法(RAP食)~自分の心筋梗塞体験を通して~もご参照ください。

お問い合わせなどについて

 

急性心筋梗塞の前兆、その症状とは?・私の体験と対処法 ” に対して2件のコメントがあります。

  1. 服部 道明 より:

    初めまして、私も動脈硬化がかなり深刻な状況ですので R A P食を始めております。まだ二ヶ月もたちませんが、体のだるさが軽減されたような気がします。しかし、今度は脂質制限で毎回便秘で苦しむようになってしまいました。今は浣腸の連用をしてしのいでます。何か良い方法があれば御指導願います。ブログ感謝です。本も購入しましたがこちらの方がわかりやすいです。

    1. noriyuki より:

      私は医師ではないので、下剤を含めお薬のことについてはコメントしかねますが、私は酸化マグネシウムなどの浸透圧性下剤を使用し対応しています。それでもダメな時はプルセニドなどの大腸刺激性下剤を使用することもあります。
      真島先生の2018年10月31日追記の<RAP食は脂質制限食ではありません。脂質の過剰摂取制限食です>もお読みください。よろしくお願い致します。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です