(RAP食により)心筋梗塞の再発を予防するには
心筋梗塞の再発を予防するには
動脈硬化の予防はすなわち心筋梗塞の予防でもあり、再発を防ぐには食生活の見直しや適切な運動のほか、禁煙、酒量の見直し、質の高い睡眠といった、生活習慣の改善をしっかり行ない、医師の治療方針によっては薬物療法も並行して行なうことが必要です。
- 心筋梗塞の再発を予防するには、食生活の見直し、適切な運動習慣、禁煙、酒量の見直し、質の高い睡眠が求められます。
- もちろん適切な薬の服薬も必要です。
- 私は、心筋梗塞の再発を予防するために、食生活の見直し、禁煙、酒量の見直しの3つを中心に取り組んでいます。
- 心筋梗塞を起こしてから、約1年半経ちますが幸いに心筋梗塞の再発は起こしておりません。
- 心筋梗塞の再発を予防するために、動脈硬化と心筋梗塞の関連性について説明したいと思います。
動脈硬化と心筋梗塞の関連性
- 動脈硬化があると、血管内に血のかたまり(血栓)ができやすいことが、下の図で説明されています。
- 血管内に血のかたまり(血栓)ができてしまったことにより、血管がつまってしまうことも下の図で説明されています。
- 心筋梗塞の再発を予防するには、動脈硬化を改善する必要があるということになります。
動脈硬化を改善することが心筋梗塞の再発予防につながります。
「心筋梗塞は血管内にプラークが蓄積して動脈硬化が生じることにより起こります。」や「心筋梗塞の再発を予防する食事RAP食(真島消化器クリニック推奨)」を参考にしみてください。
動脈硬化を改善するには
- 動脈硬化を改善するには、今以上に血管内にプラークを蓄積させないことが大切です。
- そして、蓄積してしまったプラークを少しづつでも減らしていくことが必要です。
- そのためには、今すぐにRAP食(動脈プラーク退縮のための食事療法)に取り組む必要があります。
- 動脈硬化についてのイメージについては、「動脈硬化とは」でとてもわかりやすく説明されていると思います。
- 心筋梗塞の再発を予防する食事RAP食(真島消化器クリニック推奨)も参考にしてください。
RAP食(動脈プラーク退縮のための食事療法)とは
動脈のプラークを退縮させる目的の医学的な食事療法として・・・「Medical diet for Regression of Arterial Plaque」(動脈プラーク退縮のための食事療法)・・略して「RAP食」と名付けようと思います。「RAP食」のおおよそ8割は摂取を控えるべき食品、2割は摂取すべき食品です。
「RAP食」のおおよそ8割は摂取を控えるべき食品について
調理に油脂類を使わない
- 煮物、蒸し物、素焼きはOKです!
- 炒め物、揚げ物。油を引いて焼くのはNGです!
油脂類を含んだ食品は避ける
- ご飯は、白米や玄米などはいずれもお勧めです。
- そばやうどん、パンやパスタは、添加された油脂類や汁、具材に注意が必要です。
脂質の多い食材は避ける
100g中の脂質が3.5g以下の食材が推奨される。
- 肉類=牛肉なら輸入物の赤身、豚肉ならヒレか赤身、鶏肉なら皮なしの胸肉かモモ肉などです。「肉類生の100g中の脂質量の一覧表」を参考にしてください。
- 魚介類=脂質の少ない白身、赤身のマグロ、春獲りの初カツオ、ちりめんジャコ、エビ、カニ、タコ、イカなどです。「魚類の100g中の脂質量の一覧表」を参考にしてください。
- 野菜類=アボガド以外は全般的にお勧めです。
- 卵=全卵で1日1個の摂取を推奨です。
- 乳製品=控えめにして、かわりに豆乳をとる。
ケーキよりは和菓子です。
- ケーキなどの洋菓子は和菓子よりも油も砂糖も多く含みます。
お酒はビール換算で350ml/日までです。
- 心筋梗塞の再発が気になる方はノンアルコールビールがおススメです。
「RAP食」のおおよそ2割の摂取すべき食品について
血管プラークの掃除はマクロファージという細胞(白血球の一部)がしてくれますが、この細胞の貪食能を高める食品をできれば頻繁に摂取しましょう。
- 動脈硬化改善のための必須推奨食品の第1位はトコロテンです。
- 動脈硬化改善のための必須推奨食品の第2位は豆乳ヨーグルトです。
- 動脈硬化改善のための必須推奨食品の第3位は甘酒です。
- 以上、「真島消化器クリニック推奨の動脈硬化改善のための必須推奨食品ベスト3」より
現代の食事は動脈硬化が急速に進みますから…
- 食事の洋風食型(揚げ物や油炒めをいつも食べる、砂糖いっぱいのおいしいスィーツ、おいしいビール)が動脈硬化を急速にすすめています。
- 心筋梗塞の再発予防のためには、食事を洋風食型から和風食型へ変える必要があります。
- 食事の和風食型とは、動脈プラーク退縮のための食事療法「RAP食」のことです。